魔法の国のコロコロ・マロンの旅2

作 M・O

   

魔法の国のコロコロ・マロン日記2タイトル画

コロコロ・マロンたちを見守る謎の老人現る?

つむじ風が きえて、マロンたちは ちじょうに おっこちて しまったのじゃ。

だが、マロンたちは なんとか ぶじだったようじゃ。

「ふぅー、ひどいめに あったでござる。」

しかし マロンたちは、このことによって 魔法を つかうことを おぼえたのじゃ。

「なづけて つむじ風のワザじゃ。」

そして、魔法を あやつるためには、

魔法のことに こころを しゅうちゅうして いなければ ならない ということも おぼえたのじゃな・・・。 

すると、マロンたちは 魔法をためして みたくなったのじゃ。

マロンたちは、こころを しゅうちゅうして つむじ風のことを かんがえてみた。

すると・・・。 なんと、ちゃーんと、ちっちゃな つむじ風が あらわれた・・・。

「うわーい、 つむじ風のワザだー。」

コロコロ・マロンたちが つくった つむじ風は、れっきとした 魔法の つむじ風じゃった・・・。

「うわっ、 す、すごーい!」

そのとき、遠くの こかげから、コロコロ・マロンたちの ようすを 

ながめている なぞの老人の すがたが あった・・・。

「ふふん、コロコロ・マロンたちめ。 魔法を つかうことを おぼえた ようじゃな・・・。

だがしかし マロンたちよ。 ほんとうの 魔法が つかえるように なるのは まだまだ、

これからじゃわい。ふふふ、ふはははははー。」

このなぞの老人は いったい何者なのじゃ・・・。

コロコロ・マロンたちは、魔法を つかうことを おぼえたので、

なんとなく ウキウキとした 気もちで いっぱいに なった。

「イヤッホーイ、ハハハハハ、キャハハハハー」

 マロンたちは、かんせいを あげながら

 いつのまにか かけだして いたのじゃ・・・。

森のなかに やってきた マロンたちは、「あらよっと。」「はっ。」「ほっ。」っと

それぞれに かけ声をかけながら 木にむかって ジャンプをした。

「イエーーーイ!」

マロンたちは、木のえだに とびつくと、 クルクルっと それぞれ、

からだぜんたいで よろこびを あらわしたのじゃ。

「楽しいねー!」

そして、マロンたちは、みんなで リンゴや ブドウや カキを 

たべながら はらごしらえを はじめたのじゃ。

マロンたちは、おなかいっぱい おいしい くだものを たべたのじゃ・・・。

はらごしらえがすむと、ブドウをたべていた マロンは。

くちにふくんだタネを、リンゴをたべていた マロンにむかって 

ねらいをさだめて 「ププププーッ」と ふきつけたのじゃ。 

しかし、リンゴをたべていた マロンは。

さっささっーっと みーんなタネを よけてしまったのじゃ。

そして、こんどは リンゴをたべていた マロンが、

カキをたべていた マロンにむかって。

ブドウをたべていた マロンと おなじように、

カキのタネを 「ププププーッ」と ふきつけたのじゃ。  

しかし、タネをふきつけられた マロンは、けんをぬいて、

タネをみーんな、ブドウをたべている マロンの おしりめがけて 

はじきとばして しまったのじゃ・・・。

「うわーー、なにをするのでござる!」

   そして、みんなにっこりとして わらいあったのじゃ・・・。

「ハッハハハハ、ハハッハハハ、ハッハハハハ。」

   

 

  そして・・・。   

コロコロ・マロンたちのすむ 魔法の国も、すこしずつ 森のきぎが

 赤や、黄いろに、いろずいて きたのじゃ・・・。

ぬけるように 青い秋の空を、ゆるやかな 風にはこばれて 

かれ葉たちが まっていったのじゃ・・・。

「あっ、ほらあそこに。」

「えっ、なにがあるの。」

おやっ、マロンたちの ひとりが なにかを みつけたようじゃ。

いったいなにを みつけたのかのう・・・。

コロコロ・マロンたちが みつけたのはいったい・・・・・・。

「うわーーーー。」

  

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